【体験談】退職代行を使う理由とは？追い詰められた本人にしかわからない真実

このような悩みを解決します。

退職代行が2024年の4月に大ブレイクしましたね。

2020年ごろから認知度が高まったサービスですが、2024年時点では知らない人の方が少ない規模に成長しました。

とはいえ、どんな理由で退職代行がを使うのか、これから使おうか迷っている人もいれば、興味本位の方もいれば、使われた会社の上司や管理職の方もいるでしょう。

本記事では、退職代行を使う本当の理由を、僕の実体験を踏まえてご紹介します。

結論からいうと、退職代行を使う理由は「本当に追い詰められて使わざるを得ない」というケースと、「合理的だから」という2つのケースに分けられますね。

僕が退職代行を使った理由はハラスメントによる苦痛と不安障害の悪化

退職代行サービスを利用するまでの道のりは、僕にとって決して平穏なものではありませんでした。

1年弱の間、毎日のように女上司（40代独身、息が臭い）からハラスメントを受けていて、本当に死のうと思ったのですが、その前の最終手段としての退職代行でしたから。

最初は逃げるみたいでいやでしたよ。

何とか乗り切ろう、ここを乗り越えた先に成長があると思って頑張りましたが、それが原因で不安障害も発症するという事態に。

ハラスメントの形態は多岐にわたりましたが、特に精神的なものが大きな影響を及ぼしました。

• 上司からの過度の圧力
• 仕事を振られない
• できることを探していると何もするなと言われる始末
• 自分が関わっていない業務でのミスなのに僕のせいにされる
• 聞こえるように言われる陰口

こう書き出してみると、信じられないですよね。（あのクソ女が）

上記のハラスメントは、仕事に対する情熱を失わせるのに十分でしたね。

僕にとっては出社が戦いであり、職場に行くこと自体が大きな苦痛でした。

不安障害が悪化するにつれ、仕事のパフォーマンスは低下し、これがさらにハラスメントを助長する悪循環に陥りました。

この状況から抜け出すために、死ぬことまで考えましたが、最終的に退職代行サービスを利用する決断をしました。

自分で退職する気力体力なんてありませんでしたし、どうせなら退職代行で辞めて、言いたいことをきっぱりいってやろうと思ったんですよね

他の理由は、退職代行サービスを利用した理由は、上司や人事部と対峙することへの恐怖心を回避するためです。

まあ、ハラスメントされまくって上司が怖かったですし、見るだけで悪寒がするレベルで嫌悪していましたからね。

だって顔が醜悪なんだもん。ゴブリンみたいな人相です。

今でこそボロカスに当時の上司のことをいえますが、当時はそんな元気なかったので、退職代行を使わざるを得ませんでした。

退職代行を使う本当の理由は追い詰められた本人にしかわからないという話

実際に退職代行で辞めて分かったことが3つあるのでご紹介します。

結論、退職代行で辞める理由は本人にしかわからんよ、ということです。

全部はなそうにも話せないくらい追い込まれるからです。

多くの場合、自分で退職手続きを行うことができないほど、精神的、時には肉体的にも消耗している人が退職代行サービスを利用します。

自分では退職手続きができないほど消耗している人がほとんど

日々の業務に追われ、職場での人間関係や過剰な労働によって、多くの労働者が心身ともに疲弊しています。

そのような状態では、退職を決意しても、その手続きを進めること自体がさらなる重荷となり、精神的な負担が増大します。

特に、僕みたいにハラスメントされたいた人はそうだと思いますよ。

退職したくてもできないんです。

そんな元気ない。

ハラスメントを受けて精神的な苦痛・恐怖がもう限界

職場でのハラスメントは、退職代行サービスを利用する大きな理由の一つです。

言葉の暴力、無視、不当な扱いなど、様々な形のハラスメントが働く人の心を蝕みます。

特に精神的な苦痛や恐怖が限界に達した時、被害者は自力での退職手続きが困難なんですよね。

まじで死のうと思っていましたし。

退職代行サービスを通じて、安全な距離から退職を実現できることは、多くの人にとって大きな救いなはずです。

「働く」ということ自体が無理な人もいる

また、職場の環境が原因で「働く」という行為自体が困難になる人もいます。

心理的な疾患を抱えたり、身体的な健康を害したりすることで、仕事を続けることが不可能になるケースも少なくありません。

仕事にも適性がありますし、適性がない職に就くとマジで辛いんですよね。

そして、自信と健康を失ってしまうというわけです。

古い価値観で退職代行を否定することは「老害」である

現代社会における労働環境は、急速な変化を遂げており、その中で「退職代行サービス」の利用が広がりを見せていますね。

しかし、古い価値観に基づき、このようなサービスの利用を否定する声も存在します。

ここでは、そのような否定が「老害」と呼ばれる理由について考察します。

1. 労働環境の変化への無理解

過去の労働環境と現在を比較すると、労働時間、ハラスメントの問題、精神的負担の増大など、多くの変化があります。

昔は普通だったことが、今ではハラスメントなんです。

古い価値観に固執することで、これらの現代的な問題への理解が欠け、退職を望む個人の心理的な苦痛を軽視することになります。

2. 自己決定権の否定

現代社会では、個人の自己決定権が重視されています。

自身のキャリアや人生に関する決断は、その人自身が最も適切に行えるという考え方です。

退職代行サービスの利用も、個人が自らの精神的健康や将来を守るために選択する手段の一つであり、この選択を否定することは、個人の自己決定権を無視する行為と言えます。

3. 対話と理解の欠如

古い価値観に基づく否定は、しばしば対話と理解の欠如から来ます。

退職代行サービスを利用する人々の立場に立って、その背景や理由を理解しようとする努力が不足していると言えるでしょう。

なんで退職代行を使うのかって、自分で退職できないからですよ。

社会や組織が多様性と変化を受け入れ、個々の状況に応じた対応を模索することが求められています。

【例外】退職代行が合理的だからという理由で利用するケースもある

ここまでは、退職代行を使う理由は使わざるを得ないから、という話をしてきましたが、合理的だから使う人もいるようですね。

① 退職手続きが面倒で気が進まないため

退職手続きは手間がかかる上に、上司から引き止められたりする可能性もあるため、面倒であることが多いです。

また、他の労働者への引継ぎや会社からの指示もあるため、退職に関連するやり取りは煩わしいと感じることがあります。

そのため、退職代行サービスを利用して、会社とのやり取りを回避しようとするわけです。

② 未払い残業代や退職金の請求などを依頼するため

一部の退職代行サービスは、弁護士や弁護士法人が運営している場合もあります。

労働者が退職後に弁護士に相談する前に、退職手続きの段階で退職代行サービスを利用することで、トラブルを未然に防ぎつつ請求ができます。

③ 新卒や新入社員で聞いていた条件と違った

2024年の4月は、退職代行を入社日に使う新人が話題になりました。

使う理由の多くは、聞いていた内容と違ったから、が最多であったようです。

たしかに、入社前の情報と実際が違うのなら、退職代行で確実にやめますよね。

退職代行は「クズ」「ありえない」と決めつける人は追い詰められたことがない幸せな人

退職代行サービスを「クズ」や「ありえない」と決めつける人々の背景には、彼らが追い詰められた経験がない、比較的幸せな状況にいる可能性が高いです。

理解の欠如

退職代行サービスを否定的に捉える人々は、多くの場合、職場での過剰なストレス、ハラスメント、不健全な労働環境など、他者が退職を決意するまでに至った深刻な理由を理解していません。

自身が経験したことのない状況に対する共感や理解が欠けており、そのため、退職代行サービスを必要とする人々の立場に立って考えることができないのです。

幸せな状況にいることの盲点

職場でのハラスメントや過剰なストレスから逃れられない人々に対して、「クズ」や「ありえない」といったレッテルを貼る人々は、自身が比較的幸せで、問題の少ない環境にいることに気づいていない場合があります。

彼らは、自分の状況を当たり前と捉え、他者が直面する苦難を過小評価してしまうんです。

多様な事情の認識の必要性

個人が退職代行サービスを利用する背景には、多種多様な事情が存在します。

これには、精神的・肉体的な健康問題、家庭の事情、職場での人間関係の問題などが含まれます。

これらの事情を一律に「クズ」と決めつけることは、個人の困難を無視し、さらに社会全体の理解と支援を遅らせることにつながります。

退職代行を使われる会社の特徴は「心理的安全性が確保されていない職場環境」

心理的安全性を確保するためには、従業員が自分の意見や悩みを自由に伝えることができる職場環境が必要です。

しかし、心理的安全性が確保されていない職場では、従業員は自身の意見や悩みを上司や同僚に伝えづらくなる可能性があります。

心理的安全性が欠如している職場環境には、以下のような問題が生じる可能性があります。

従業員が心理的安全性を確保できない職場環境では、従業員のパフォーマンスや満足度が低下し、退職代行サービスを利用する理由となる可能性もあります。

企業は、従業員の意見や悩みを受け入れ、改善に向けた取り組みを行うことが重要です。

退職代行を使うべきケース

退職代行サービスを利用すべきケースには、以下のような状況が挙げられます。

これらのケースでは、個人が直面している困難を適切に対処し、精神的な健康を守るために、退職代行サービスが有効ですね。

パワーハラスメントやモラルハラスメントが原因で働くことが困難な場合

職場でのパワーハラスメントやモラルハラスメントは、従業員の精神的な健康を著しく害する可能性があります。

このような環境から抜け出すには、個人が直接対立することなく、第三者を介して円滑に退職手続きを進めることが望ましいです。

自分でやる気力はないですもんね。

精神的、肉体的な健康問題が原因で働けなくなった場合

健康問題により、職場に残ることが困難または不可能になった場合、退職代行サービスを利用することで、ストレスの少ない退職手続きが可能になります。

特に、病気を理由に退職する際には、職場とのコミュニケーションがやりにくいでしょう。

職場との関係悪化が修復不可能なレベルに達した場合

職場の人間関係が著しく悪化し、修復が不可能と判断される場合、自身で退職の意向を伝えることが精神的に大きな負担となることがあります。

無用なストレスから解放されるためにも、退職代行がおすすめですね。

退職交渉が困難な場合

特に労働条件が複雑である場合や、退職に際して多くの交渉が必要となる場合、専門家によるサポートが有効です。

知識がな我々がやるより、知識があるプロに任せたほうが確実です。

自己主張が困難で、直接退職の意向を伝えることに大きな不安を感じる場合

自己主張が苦手で、上司や人事部との直接的なコミュニケーションが難しい人にとって、退職代行サービスは大きな助けとなります。

僕みたいに上司の顔を見たくない、みるだけで怖いと思うレベルはもう限界のサインです。

退職代行を使ったほうが良いですよ。

まとめ

退職代行は労働者の自由な選択肢であり、心理的安全性を確保しながらスムーズな退職手続きを行うことができます。

ハラスメントを受けている方や、自分ではもう動けない方は退職代行を使ったほうが良いレベルで危険です。

一方で企業にとっても、適切な対応策を講じることで退職代行への対処が可能です。

従業員の意思を尊重しつつ、円滑な退職手続きを行うことで、企業のイメージ低下や法的問題のリスクを最小限に抑えることができるでしょう。

よくある質問

退職代行とは何ですか?

退職代行とは、労働者の退職手続きを代行するサービスです。労働者が退職を伝えるのが難しい場合に利用されることが多く、退職代行業者が会社に連絡をし、手続きを行います。退職代行の利用により、労働者は自身の手続きを簡略化し、心理的負担を軽減することができます。

退職代行を利用する主な理由は何ですか?

退職手続きが面倒で気が進まない、未払い残業代や退職金の請求などを依頼したい、というのが主な理由です。退職代行サービスを利用することで、労働者は会社とのやり取りを回避し、スムーズな退職手続きを行うことができます。

心理的安全性が確保されていない職場では退職代行を利用する理由になりますか?

はい、心理的安全性が欠如した職場環境では、上司や同僚からの嫌がらせ、意見の無視、コミュニケーションの欠如などの問題が生じる可能性があります。そのため、退職代行サービスを利用して、匿名で退職意思を伝える安全な手段として活用されることがあります。

企業はどのように退職代行サービスからの連絡に対応すべきですか?

企業は連絡してきた退職代行サービスの確認、従業員の意思確認、迅速な回答書作成と連絡方法の注意、雇用契約の確認、退職日の検討、退職日までの扱いの検討など、様々な対応策を講じる必要があります。これらの対応策を踏まえることで、企業は適切な対応を行い、退職手続きの円滑化を図ることができます。