退職代行で仕事を辞めることは悪いことなの？
仕事を辞めたいけど退職代行を使いたい。ありえないとか言われてるみたいだけど悪いことなの？
このような悩みを解決します。
2024年の4月、退職代行サービスが全国的に注目されましたね。特に新卒1年目の若手社員が、入社して数ヶ月以内で退職代行を使ってやめることが大きな話題を呼びました。
僕自身も退職代行を使ったことがあるので、退職代行の素晴らしさをよく知ってるつもりです。
一方、退職代行は悪いこととか、仕事を辞めるのはいいが自分で手続きをしろ、退職代行でやめるとかありえない、クズ、と言ったような否定的な意見も見られます。
退職代行でやめることは悪いことなのでしょうか？
結論から言うと、退職代行の活用は全く悪いことではありません。健康面から見るとむしろ推奨されるべきサービスです。
本記事では、退職代行が悪いと言われている背景だけでなく、罪悪感を持たずに退職代行を使うことができる理由や、退職代行がむしろおすすめな人をご紹介します。
退職代行が悪いことなのか、利用をためらっている方は是非参考にしてください。
退職代行の利用が悪いことではない4つの理由
退職代行で仕事を辞めることに対して、良くないイメージを持っている方がいます。そのため退職代行でやめること＝悪いことであると考えてしまう人もいるんですよね。
結論から言うと、退職代行でやめることは悪いことではありません。全く悪くないです。個人的にむしろおすすめです。
ここでは、退職代行の利用が悪いことではない4つの理由を、健康面から解説していきます。
理由1:心身の健康を崩すと治らない恐れがあるから
退職代行を検討している方は、仕事でかなり辛い思いをしていると思います。僕は上司からのハラスメントに半年以上耐えた結果、不安障害になりました。
夜寝る前は謎の不安感、強烈な不安感に襲われて眠れないこともありました。食事が喉を通らないことも多々ありました。
診断結果が不安障害でした。
何が言いたいのかというと、心身の健康を一度崩してしまうと、治らない恐れがあるということです。
僕は不安障害になりましたが、「もっとひどくなるとうつ病になるからね。うつ病は完治しないと思った方がいいからね。」と医師に言われました。この一言で、あんなクソ上司のせいで自分の人生壊されてたまるか！と思い、退職代行の利用に踏み切れたんです。
仕事で心身を壊す、治らないなんて馬鹿らしいじゃないですか。仕事のために生きてるんじゃないし。
なので自分の心身の健康第一に考えて、退職代行でやめるという選択肢は持つべきだと僕は思います。
理由2:自分で退職手続きできないほど追い詰められている人もいるから
時には、自分の意思で退職手続きを行うことさえ困難な状況に追い込まれている人もいます。
なぜならば、本当に追い込まれると頭が回らなくなるだけじゃなくて、何もできなくなるからですね。
しかもそれは突然やってきます。出社しようとして靴を履いた瞬間に涙が出てくるとか、夜になると強烈な不安感に襲われるとかですね。
ストレスが極限に達し、心身ともに限界に達している場合、退職代行サービスの利用は有効な選択肢となり得るのです。
理由3:ハラスメントから逃れられる有効かつ合理的な手段だから
上司や同僚からのハラスメントに悩まされている人にとって、退職代行は有効な手段となります。
なぜならば、ハラスメントをされていると脳が萎縮してしまって、何もできなくなるから。退職するにも上司に話さなければいけませんよね。
その上司からハラスメントされていたら「やめたい」の一言すら言えないと思います。
退職代行はそのような方のためのサービスです。自分ではやめられない状況にある方、退職届を出したのに受理されない方、たくさんいらっしゃると思います。
退職代行は、やめたいのにやめられない方のためのサービスです。
理由4:転職活動に使える時間が増えるから
退職代行を利用するメリットの一つとして、転職活動に使える時間が増えることが挙げられます。
なぜならば退職代行を利用すれば、面倒な退職手続きから解放されるためです。
その分、次の就職活動や転職活動に時間を割くことができるため、より良い転職先を見つけられる可能性が高まるのです。
退職代行でやめる場合は会社に対する恩義もほとんどないと思います。
罪悪感なんて感じる必要はないのです。
退職代行でやめても悪くない！罪悪感を持たなくてよいワケ
退職代行サービスを利用して退職する人の中には、罪悪感や申し訳なさを感じている人も少なくありません。
しかし、そのような罪悪感を持つ必要はありません。
ここではその理由を解説します。
ワケ1:退職代行を検討するほどあなたは追い詰められていたから
退職代行を利用するほど追い詰められていたということは、あなたの心身がかなり限界に達していたということです。
まずはこの事実を受け入れてください。
その状況下で、自分で退職手続きを行うのは非常に困難だったはずです。そのまま仕事をしていたらどうなっていたでしょうか？
もしかしたら心身を病んでいたかもしれません。自殺してしまっていたかもしれません。
自分を守るために退職代行を利用したのは、完全に正当な選択と言えるでしょう。
ワケ2:『退職代行は悪いこと』と決めつけている人は「時代遅れ」だから
退職代行を利用することに罪悪感を抱く人の多くは、ビジネスの常識や価値観が時代遅れになっている可能性があります。
今は令和です。転職が当たり前の時代になりました。
それと同時に、退職代行というサービスが生まれたんです。退職代行の目的は、自分で退職ができない人の代わりに退職手続きをすること。
もしくは転職が当たり前の時代になった現代において、「退職手続き」という煩わしい作業を代行するサービスが必要になったからです。
現代では、退職代行サービスの利用は当たり前の選択肢の1つとなっているのです。
この流れに乗れていない人が、退職代行はクズとかありえないとか否定的なことを言っています。時代の変化に合わせて柔軟に考えることが重要です。
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ワケ3:社員1人がやめたくらいで大した影響はないから
企業にとって、ごく一般的な社員1人の退職くらいでは、大きな影響はないはずです。
なぜならば企業は組織だから。誰か一人がいなくなったぐらいで回らなくなるならば、それは会社の責任です。
弱い組織を作っていた会社が悪いです。1人に依存しているなんて、まともな会社じゃありません。
むしろ、あなたの健康と幸せのほうが何より大切なのです。 自分のためを思って退職代行を利用したのなら、決して悪いことではありません。
ワケ4:あなた一人がやめて回らなくなる会社なら辞めて正解だから
もし、あなたが退職してしまうと会社が回らなくなるような状況なら、それは問題のある企業といえるでしょう。
理由はすでに申し上げた通りです。そんな組織を作ってる会社が悪い。退職代行で従業員に辞められてしまう会社が悪いんです。
そのような環境で働き続ける必要はありません。退職代行を利用して、早期に自分の身を守ることが賢明です。
退職代行の悪い使い方とは
退職代行サービスは、ストレスから解放されたり、転職活動に集中できるなどのメリットがあります。
しかし、使い方を間違えると、かえって問題を引き起こしてしまう可能性があると思いました。
ここでは、退職代行の「悪い使い方」について解説します。
少しでも嫌なことがあると退職代行で逃げるようにやめる
退職代行を利用するのは、心身の健康を守るためや、転職活動に集中するためなどが適切な理由です。
しかし、新卒1年目や入社数ヶ月の方においては、「ちょっとでも嫌だったらやめる」ための手段として退職代行が選ばれているようです。
少しの不満や嫌なことがあるからといって、すぐに退職代行で逃げるようにやめるというわけですね。これは悪い使い方の筆頭例でしょう。
なぜならば逃げ癖がつくから。退職代行は本当にびっくりするほど簡単に退職できます。
そのせいで、退職は簡単という間違ったレッテルを貼ってしまうんですよね。何か嫌なことがあれば、退職代行でいいじゃん、というように逃げ癖がつくんです。
そうするとどうなるかというと、何もできない人間になります。誰からも必要とされない、何の役の立たない人間になってしまいます。
それでいいのでしょうか。
面倒だからという理由だけで退職代行でやめる
退職手続きが面倒だからといって、退職代行を利用するのは適切ではありません。
理由はやはり、逃げ癖がつくからです。
自分で辞める場合は、上司に伝えますよね。それがビジネスマナーだからです。
それに、退職手続きは、経験しておくだけでも価値があります。会社のおかげで払わずにすんでいる税金や手続きがあると知れますからね。
面倒さを理由に退職代行を使うのは、避けるべき「悪い使い方」と言えるでしょう。
入社してすぐ、思ってたのと違ったから退職代行でやめる
入社して間もない時期に、「思ってたのと違う」という理由だけで退職代行を使うの悪い使い方です。
これもやはり、逃げ癖が付くためですね。2024年は、新卒1年目に多く見られた現象でした。
入社数日や数か月で退職代行を使って辞めるんですよね。しかも理由は、「思っていたのと違ったから」という理由で。
少なからず、ギャップはあって当然です。
少しの我慢強さと粘り強さを持って、状況を改善する努力をすることが大切です。社会人として生きていく以上、少しでも嫌なことがあればやめる、なんて通用しません。
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退職代行はダメ？なんて考えるな！自分の健康を最優先に考えて
退職代行を利用することに罪悪感を感じるかもしれませんが、何よりも重要なのは自身の健康を考えることです。
長期間にわたってストレスや不安を抱えたまま働き続けることは、体と心を壊してしまう可能性があります。
というか、ストレスや不安を抱えたまま仕事をし続けるなんて不可能です。絶対にどこかで心か体を壊します。
なので自分の健康最優先に考えてください。退職代行はダメじゃないし全く悪くないです。
自身の健康を最優先に
自分の健康を最優先にすることは、自分自身の幸福と生活の質を守ることです。
仕事のために体調を崩してしまったり、精神的に不安定になってしまったりすることは良いことではありません。
退職代行を利用することは、自己を守るための選択肢の一つです。
自分の体と心の健康を守るためには、時には大胆な決断や行動をする必要があります。
退職代行を利用することで、本当に退職したいという気持ちに応えることができるのです。
退職代行を利用することで、自身の健康を守りながら新たな可能性を追求することができるのです。
退職代行を利用することに罪悪感を感じるかもしれませんが、その選択は自分自身の健康を守るための正当な決断と言えますよ。
退職代行の利用による健康へのメリット
退職代行を利用することで、以下のような健康面でのメリットが得られます。
ストレスの軽減
退職代行を使って仕事を退職することで、日常的なストレスが大幅に軽減されます。
煩わしい手続きから解放されるだけじゃなく、ストレスの元凶から逃れられるためです。
長期にわたって辛い状況に耐え続ける必要がなくなるため、心身の負担が大きく減らせます。
ストレスを感じ続けることは病気になるので、耐える必要はないんですよ。
新たな環境での再出発
退職代行の利用により、環境を変えるチャンスが訪れます。
転職してもいいですし起業してもいいですし、半年ほど休んで転職活動しても良いと思います。
その間に趣味だけで打ち込むのもいいと思います。
ストレスや不安から解放され、健康的な状態を維持しやすくなります。
ワークライフバランスの改善
退職代行を利用すれば、仕事に捕らわれることなく、自分の時間や趣味、家族との時間を大切にできるようになります。
これまで犠牲にしてきた自分のしたかったことや家族との時間を作れるでしょう。
十分な休養やリフレッシュが健康維持には欠かせません。
これまで我慢してきた分を思う存分やりたいことやってください。それが人生です。
[ふきだし set=”ふきだし１”]退職代行の利用は、自身の幸福と健康を最優先に考えることの一環なのです。[/ふきだし]時には大胆な選択をすることで、健康的な生活を取り戻せるのです。 退職代行を利用することに罪悪感を持つ必要は全くありません。
退職代行による罪悪感を感じないための工夫
退職代行を利用する際に、罪悪感や申し訳なさを感じてしまう方もいますよね。
退職代行は悪いことなのかな？と悩んでしまう時点でかなり真面目で頑張り屋さんなのだと思います。そのような方こそ退職代行でやめることに対して、罪悪感を抱きがちです。
せっかく勇気を出して決断したのに、罪悪感に苛まれたくないですよね。
ここでは、退職代行の利用に伴う罪悪感を軽減するための5つの方法をご紹介します。
最低限のあいさつや引き継ぎをする
退職代行を利用する場合でも、最低限の挨拶や業務の引き継ぎは必要です。
特に大事なのが引き継ぎです。なぜならば会社からすると引き継ぎをされないことが最大のダメージだから。
逆に言えば引き継ぎさえしっかりしておけば、退職代行で辞められても大した影響はないんですよね。なので引き継ぎはしっかりすることをお勧めします。
非の打ち所がないような引き継ぎ書を作って反論させませんでした。
それ以外には、お世話になった方には直接会って感謝の気持ちを伝えましたね。
業務を丁寧に引き継ぐことと、お世話になった方にはちゃんと挨拶することでかなり心が安らぎました。
自分の辞める理由を冷静に考える
退職の理由を冷静に振り返りましょう。
自分の精神的な健康や将来の幸せが何より優先されるべきだと理解すれば、罪悪感を感じずに退職できるはずです。
なぜ退職代行使おうと思ったのでしょうか？それほど追い詰められていたのではなかったでしょうか？
あなたが退職代行でやめることは悪いことじゃないんです。自分を守るための決断でしょう。
周囲の意見に左右されない
退職代行は悪いことである、恥ずかしいことであるとか言う人もいるかもしれません。このような意見に惑わされないでください。
なぜならば、人それぞれキャパシティは違うし、辛さに耐えても心身を壊すだけだからです。
退職代行に否定的な方は、辛い思いをしたことがない人です。辛いものをしたことがないから理解できないんです。
あなたは守れるのはあなただけ。周囲の意見にも左右されずに、自分の決断を信じてください。
退職後の人生にワクワクする
退職代行を利用した後は、新しいステージに向けて前を向いて進んでいきましょう。
それこそ、趣味を再開したり、新しい職場での楽しいことを想像したりするだけで、かなり心を回復します。
大事なのは退職後の人生にワクワクすること。
自分らしい生活や新しい仕事など、未知の可能性が広がっています。
次の人生のステップを歩みましょう。
軽い運動や筋トレをする
個人的には、軽い運動や筋トレもおすすめです。
なぜならばストレスの解消と、心身の健康につながるから。特に筋トレですね。
筋トレをすると、ストレス耐性のホルモンが増えます。それにイライラや不安も吹き飛ばすホルモンが出ます。
そのため強い不安感やストレスに苛まれてる方には、息切れするレベルの筋トレがおすすめです。
結構きついんですけど、そこまで追い込むことでストレス耐性のホルモンがバンバン出ます。不安が吹き飛ぶんですよ。
加えて軽いジョギングを10～30分だけすることで、ストレスが緩和されます。必然的に体が疲れて睡眠も深くなります。
運動することでストレス耐性がつき、ストレス解消にもなり、心身の強化につながります。
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よくある質問
ここでは、退職代行に関する疑問にお答えします。
Q. 退職代行がダメな理由は何ですか?
退職代行に特に「ダメ」な理由はありません。退職代行は自分自身を守るための手段だからです。
ただし、退職の理由が些細なものだったり、入社したばかりの場合など、状況によっては適切ではない可能性があります。
自分の健康や次のステージのためなら、退職代行の利用は正当ですよ。
Q. 退職代行はマナー違反ですか?
退職代行の利用自体はマナー違反ではありません。
ただし、最低限のあいさつや業務引き継ぎを行わずに退職代行を使うのは、マナー違反と見なされる可能性があります。
適切な引き継ぎを行うことが重要です。特に引き継ぎは引き継ぎ書を作ってしっかりやることで、迷惑をかけずに済みます。
Q. 退職代行で連絡してはいけないことはありますか?
退職代行を利用する際は、上司や同僚への直接の連絡は避けることをおすすめします。
なぜならば引き止められる恐れがあるからです。
退職の意思は代行業者を通じて伝えるのが一般的です。
Q. 退職代行で拒否はできますか?
退職代行サービスを利用する際、企業側が拒否する可能性はあります。
そうなった時に交渉できる、労働組合か弁護士の退職代行をおすすめします。
また、自身の健康や将来を最優先するのであれば、拒否されても退職代行の利用を諦める必要はありません。状況に応じて柔軟に対応することが重要です。
退職代行の利用には様々な疑問がありますが、自身の幸せと健康を何より大切にすることが何より重要です。
状況に応じて適切に判断し、前を向いて新しいステージに進んでいきましょう。
まとめ：退職代行は悪いことなんかじゃない。自分を守るための手段です
退職代行は決して悪いことではありません。
中には退職代行に対して否定的なことを言う人がいるかもしれません。
知っておいて欲しいのは、そういうことを言う方達は辛い思いをしたことがないということです。
自分で退職をできなくなるレベルで追い込まれたことがないんですよね。
そんな人たちの言い分に耳を貸す必要はありますか？おそらくないと思います。
あなたの辛さはあなたしか分かりません。
今の環境にあと何年も何十年も居続けられますか？死んでしまうかもしれませんよ。
そうならないための退職代行です。
自分を守るための決断をしましょう。
今回は以上です。
