このような悩みを解決します。
- 暗号資産(仮想通貨)が盗まれるパターンと理由
- 暗号資産(仮想通貨)は危険なのか
- 暗号資産(仮想通貨)を盗まれた事件
- 暗号資産(仮想通貨)を盗まれないようにする方法
- 暗号資産(仮想通貨)を盗まれた場合の対処法
暗号資産(仮想通貨)を始めようにも、盗まれるリスクがあるのかないのか気になりますよね。
結論からいうと、暗号資産(仮想通貨)を盗まれるリスクはあります。
ただし、個人が盗まれるのではなく、取引所がハッキングされて盗まれるというケースが多いです。
本記事では、暗号資産(仮想通貨)が盗まれる理由と、盗まれないための対処法を解説します。
「暗号資産(仮想通貨)が盗まれるってどういうこと?」という方がわかるようにまとめたので、これから暗号資産(仮想通貨)を始めようと思っている方もご安心ください。
暗号資産(仮想通貨)を盗まれる3パターン【盗まれる理由】
冒頭でお伝えした通り、暗号資産(仮想通貨)は盗まれるリスクがあります。
本章では、暗号資産がどのように盗まれるのかパターン別に解説しますね。
- ホットウォレットから盗まれる
- コールドウォレットから盗まれる
- フィッシング詐欺に個人が引っかかる
「ホットウォレット」「コールドウォレット」などいわれてもわからないと思うので、1つずつ解説していきますね。
1.ホットウォレットから盗まれる
暗号資産(仮想通貨)を盗まれるパターンの1つ目は、取引所のホットウォレットから盗まれるケースです。
インターネットに接続されているのでハッキング被害にあいやすいが、取引しやすいという特徴があります。
取引所がハッキングされて盗まれるので、個人ではどうしようもありません。
リアルで買い物するなら、あらかじめATMから現金を下ろして財布に入れておきますよね。
これと同じことです。
また、ハッキング被害にあわないようにするために、次に開設する「コールドウォレット」と併用することでリスクを下げています。
2.コールドウォレットから盗まれる
暗号資産(仮想通貨)を盗まれるパターンの2つ目は、取引所のコールドウォレットから「物理的に」盗まれるケースです。
コールドウォレットの場合は取引所がハッキングされるのではなく、物理的に暗号資産を盗まれることを意味します。
インターネットに接続されていないのでセキュリティは高いが、取引がスムーズにできないという特徴があります。
また、セキュリティが強いコールドウォレットには、
- ペーパーウォレット
- ハードウェアウォレット
という2種類あります。
何が違うのかというと、暗証番号(秘密鍵)を紙で保管するか、オフラインの専用デバイスで保管するかの違いです。
暗証番号(秘密鍵)を知られない限り送金できないので、物理的に盗まれない限りは安全というわけですね。
暗号資産(仮想通貨)を盗まれたというニュースは、ホットウォレットに侵入されて盗まれたケースがほとんどです。
3.フィッシング詐欺に個人が引っかかる
暗号資産(仮想通貨)を盗まれるパターンの3つ目は、個人がフィッシング詐欺に騙されて盗まれるケースです。
このケースは取引所の問題ではなく、個人の問題になります。
メールやSMSで「こちらにログインして設定を変更してください」という詐欺文章が届き、気づかずにログインするとアウト。
IDとパスワードを抜き取られて、暗号資産を盗まれます。
最近のフィッシングは本物と区別がつきにくくなってきたので、二段階認証などを導入している大手の取引所を利用すべきでしょう。
セキュリティ的に安心できる取引所は、NFT・クリプトアートにおすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所3選でまとめています。
暗号資産(仮想通貨)を盗まれるのがヤバい理由は2つ
前章では、暗号資産(仮想通貨)を盗まれる理由や盗まれるパターンを解説しました。
次に、暗号資産を盗まれることがなぜヤバいのか確認しましょう。
- 一瞬で盗まれる額が大きすぎる
- 取り返すのはほぼ不可能
1つずつ解説しますね。
1.一瞬で盗まれる額が大きすぎる
暗号資産(仮想通貨)を盗まれることがヤバい理由の1つ目は、盗まれる額が大きすぎるためです。
暗号資産に実体はないので、重さや量がないという特徴があります。
つまり、莫大な額を一瞬で盗めるというわけですね。
具体的な例を出すと、580億円や470億円といった規模の額が一瞬で盗まれています。
現金だとこれだけの額を盗むためには相当な人手と時間がかかりますが、暗号資産(仮想通貨)ならば一瞬で盗めるというわけです。
2.取り返すのはほぼ不可能
暗号資産(仮想通貨)を盗まれることがヤバい理由の2つ目は、取り返すことがほぼ不可能だからです。
暗号資産の特性上、「誰のアドレスで侵入したのかわかりにくくなる」ので、ハッキングされると足取りを追うことは困難になります。
犯人が出頭したり、国が総力を挙げて捜査に乗り出さない限りは、取り返せないと思ってください。
暗号資産(仮想通貨)を盗まれた3つの事件
ここでは、暗号資産(仮想通貨)が実際に盗まれた事件を3つご紹介します。
- コインチェック事件(被害額は約580億円)
- マウントゴックス事件(被害額は約470億円)
- リキッド事件(被害額は約110億円)
すべて日本の取引所です。
1.コインチェック事件(被害額は約580億円)
2018年1月26日、暗号資産(仮想通貨)取引所大手の「コインチェック」から580億円相当のネム(NEM)が盗まれた事件は記憶に新しいです。
ホットウォレットにあったとはいえ、日本の大手取引所がハッキングされたという事実は、世界に大きな衝撃を与えました。
2.マウントゴックス事件(被害額は約470億円)
2014年2月7日、東京に合った取引所大手のマウントゴックスが突然取引を停止。
原因はサーバーへのハッキングで、470億円相当のビットコインと、約28億円の顧客資金が盗まれました。
3.リキッド事件(被害額は約110億円)
2021年8月19日、ホットウォレットにハッキングを受けたリキッド社から110億円相当の暗号資産が盗まれました。
すぐにコールドウォレットに移したものの、犯人の動向はつかめていません。
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暗号資産(仮想通貨)を盗まれないためのセキュリティ対策5選
暗号資産(仮想通貨)を盗まれる原因や、実際に盗まれた事件を紹介しました。
ここまでご覧になった限りでは、「やっぱり暗号資産は危険なの?」と思っていることでしょう。
そこで本章では、暗号資産(仮想通貨)を盗まれないようにする対策を5つご紹介します。
- 登録IDやパスワードは使いまわさない
- 2段階認証を登録する
- コールドウォレットを使用する
- 取引所を使い分けてリスクを分散する
- 大手の取引所で取引する
個人がきちんと対策しておけば、暗号資産を盗まれるリスクは大きく減らせます。
1.登録IDやパスワードは使いまわさない
暗号資産(仮想通貨)を盗まれないようにする対策の1つ目は、登録IDやパスワードを使いまわさないことです。
なぜなら、使いまわしていると他のサービス経由でログイン情報がバレてしまい、不正アクセスされるリスクがあるから。
実際に、Aというサービスで使っていたIDとパスワードがバレたことで、Bというサービスに不正アクセスされる被害は続出しています。
暗号資産専用のIDとパスワードを用意して、盗まれるリスクを減らしましょう。
2.2段階認証を登録する
暗号資産(仮想通貨)を盗まれないようにする対策の2つ目は、2段階認証の登録をすることです。
二段階認証とは、IDとパスワードを入力後に別の方法で認証することでログインできるようになるセキュリティシステムをいいます。
二段階認証の登録をしておけば、万が一IDとパスワードが流出しても、あなたが許可しなければ不正アクセスされることはないです。
セキュリティ強度を手軽に高められるので、取引所が導入していたら登録することをおすすめします。
3.コールドウォレットを使用する
暗号資産(仮想通貨)を盗まれないようにする対策の3つ目は、コールドウォレットを使用することです。
コールドウォレットは個人でも用意できるので、万全を期すならコールドウォレットをおすすめします。
コールドウォレット(ハードウェアウォレット)なら、Trezorというサービスが便利です。
ネットに接続せずに管理するのでセキュリティ面では万全といえます。
ただし、紛失や破損のリスクがあるので注意しましょう。
4.取引所を使い分けてリスクを分散する
暗号資産(仮想通貨)を盗まれないようにする対策の4つ目は、取引所を使い分けてリスクを分散する方法もあります。
1つの取引所に資産を預けないので、ハッキング被害にあってもすべて失うリスクがありません。
また、コールドウォレットよりも管理が楽で、取引しやすいというメリットもありますよ。
資産を分散して守りつつ、気楽に取引したい方には、取引所を複数活用することをおすすめします。
5.大手の取引所で取引する
暗号資産(仮想通貨)を盗まれないようにする対策の5つ目は、大手の取引所で取引することです。
理由は以下の3つ。
- セキュリティが強固
- 万が一の場合に備えた保証も期待できる
- サポートがしっかりしている
「なにか」が起きないためにセキュリティは強いですし、「なにか」があった際の保証も見込めます。
また、サポートもしっかりしているので、安心して資産を預けられることが、大手をすすめる理由です。
手数料が高いというデメリットがありますが、セキュリティ面の安全性や「万が一」のための保険代と思えば安いと思います。
暗号資産(仮想通貨)を盗まれたらどうすべき?
ここでは、暗号資産(仮想通貨)を盗まれた場合にすべきことを4つご紹介します。
- 盗まれなかった分を別のウォレットに移す
- ログインIDとパスワードを変更する
- カスタマーサービスに連絡する
- 被害届を提出する
1つずつ見ていきましょう。
1.盗まれなかった分を別のウォレットに移す
暗号資産(仮想通貨)が盗まれたら、まずはウォレット(アカウント)に残った分はないのか確認しましょう。
少しでも残っていたならすぐに別のウォレットを作詞して移すべきです。
この際、侵入されたウォレットと同じID(メールアドレス)やパスワードは使わないでください。
また、端末そのものに侵入されて暗号資産を盗まれたようなら、別の端末でウォレットを作成しましょう。
2.ログインIDとパスワードを変更する
暗号資産を盗まれたウォレットにログインするためのIDとパスワードを変更しましょう。
犯人が一度で盗み切れず、また戻ってくるかもしれません。
大手の取引所ならば、普段とは別の環境(端末や地域)からログインがあった際に自動で通知をくれるので、すぐにわかります。
3.カスタマーサービスに連絡する
暗号資産を盗まれたら、できるだけ早くカスタマーサービスに連絡しましょう。
大手の取引所ならば、暗号資産を盗まれる前に資産を凍結することで、誰にも干渉できない状態を作れるためです。
あなたより早く以上を察知しているかもしれませんが、できるだけ早く問い合わせましょう。
また、警察が早く動くための情報伝達にもなるので、「どうせ意味ない」とは思わずに連絡すべきです。
4.被害届を提出する
暗号資産を盗まれたら、被害届を提出しましょう。
なぜなら、後日集団訴訟などが起きた際に盗まれた資産が返ってくるかもしれないから。
被害届を出せばすぐに暗号資産を取り戻せるわけではありませんが、長期的に見たら役に立つことがあります。
暗号資産(仮想通貨)を盗まれたら返金保証はある?
暗号資産(仮想通貨)を盗まれてしまった場合の返金保証はないと思ってください。
取引所の対応によるので断言はできませんが、数百億円も盗まれては会社の存続そのものが危うくなります。
また、暗号資産を盗まれるリスクを考えるなら、大手の取引所を使うべきです。
なぜなら、大手の取引所は顧客との信頼関係を大事にしているから。
インフルエンサーと呼ばれる集団は「大手はダメ。手数料が高い」といって海外の怪しい取引所をすすめていますが、鵜呑みにしないでください。
手数料の高さは「セキュリティ維持のため」に必要だから高いだけです。
暗号資産の盗難リスクを考えて、安全性を重視するなら大手の取引所を活用しましょう。
暗号資産(仮想通貨)は盗まれるの?:まとめ
暗号資産(仮想通貨)は盗まれるリスクがあるのか、また盗まれたらどうなるのかお伝えしました。
取引所がハッキングされたらどうにもできませんが、個人でもフィッシング詐欺に引っかからないようにするなど、情報リテラシーを身につける必要があります。
IDやパスワードの使いまわしをやめたり、2段階認証を導入したりできることから始めましょう。
面倒かもしれませんが、自分の資産を守るために必要なことです。
また、セキュリティ面や保証を考えれば、大手の取引所を活用することも重要ですね。
インフルエンサーは「新興の取引所は手数料が安いから大手はダメ」と口をそろえていっていますが、小さな手数料より安全性の方が大事だと思います。
- 3年連続アプリダウンロード数No.1
- 国内最大級の476万DL達成
- 取引所の取引手数料が無料
- 国内最大級の17種類の仮想通貨を取扱い中
- 500円から取引可能
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登録は無料で、以下3ステップで完了します。
詳細は、コインチェック公式サイトをどうぞ。
今回は以上です。